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オードリーの好きな詩   

Audrey Hepburn オードリー・ヘップバーン・・・・・ あまりにも有名な映画女優。
「ローマの休日」でヒロインを演じ、あの愛くるしい笑顔は忘れられない人も多いはず。
10年近く前に、オードリーが生前に愛した詩、「サム・レヴェンソン」の詩に出会いました。
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今年は、全世界で自然災害が多く、こういう時代だからこそ、自分の二つの手をうまく使えば、ひとのこころに優しい愛を届けることができるのでしょう。あらためて、それを考えさせられました。
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この詩は、オードリー自作の詩と誤解もあるようですが、
アメリカの詩人 Sam Levenson (1911-1980) (サム・レヴェンソン)が、孫娘の誕生に贈った手紙で、彼の詩集 "Time Tested Beauty Tips" (時の試練を経た人生の知恵) に収録されていたもの。
オードリーがもっとも愛した詩であり、オードリーが亡くなる1992年の最後のクリスマス・イヴに、
2人の息子、ショーンとルカに読み聞かせたというポエム。 (原文は文末に掲載)


時の試練をへた人生の知恵

   (by サム・レヴェンソン)
 

魅力的な唇のためには  優しい言葉を紡ぐこと

愛らしい瞳のためには  人々の素晴らしさを見つけること

スリムな体のためには  飢えた人々と食べ物を分かち合うこと

豊かな髪のためには  一日に一度、子供の指で梳いてもらうこと

美しい身のこなしのためには 決して一人で歩むことがないと知ること

人は 物よりはるかに多く回復し 復活し 生きかえり 再生し 報われることが必要なのです

くり返し くり返し 報われることが 決して何人たりとも見捨ててはなりません

助けてくれる手が必要なとき 自分の腕の先にその手があることを思い出して

年をとると  人は自分に二つの手があることに気づきます

一つの手は自分自身を助けるため

もう一つの手は他者を助けるために

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ひとの二つの手・・・・
以前、私のボスは、二つの手について、ありがたいお話をしてくださいました。
人間の手が2つあるというのは、実にうまくできているのですよ。
本当に欲しいものをつかみなさい。
2つの手でつかめなもの、両手でつかみきれないもの、さらに欲張って手をだしてはいけません。
どうしても欲しければ、片手にあるものを放して、新しいものをつかみなさい。
・・・・と。

なるほどと思った。
「足るを知る」ことを忘れがちな豊かな時代。。。。
あるいは、自己欲にかられて、何にでも手を伸ばしてしまう時代。
そんなバブルの時代を過ごした私にとっては、欲張りすぎてはいけないという教訓だった。

いまふと、このサム・レヴェンソンの詩を読んで、10年前とは違ういま、
また別の「2つの手」の意味を考えさせられました。

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<原文>
Time Tested Beauty Tips   by Sam Levenson

For attractive lips,
Speak words of kindness.

For lovely eyes,
Seek out the good in people.

For a slim figure,
Share your food with the hungry.

For beautiful hair,
Let a child run his or her fingers through it once a day.

For poise,
Walk with the knowledge you'll never walk alone.

People, even more than things, have to be restored,
renewed, revived, reclaimed and redeemed;
Never throw out anybody.

Remember, if you ever need a helping hand,
you'll find one at the end of your arm.

As you grow older you will discover that you have two hands;
one for helping yourself,
the other for helping others.


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by happyflora | 2011-09-23 12:10 | diary

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